物語
なんにもないがある島、ホンジツ島。閉鎖的な時代が終わり、さまざまな島と交流をし始めた頃。島長パトリオの娘リベルは、幼い頃に隣の島へ渡ったまま帰らなかった母・アメリアの手紙を見つける。ずっと胸に秘めていた「島の外へ出てみたい」という思いが、もう抑えられなくなっていた。
隣の島を毛嫌いしてきたパトリオは迷い抜いた末、ついにリベルが海を渡ることを許す。
リベルが海を渡る前夜。パトリオは、かつてアメリアとの間に何があったのか、島の仲間たちと共に思い出しながら、明日リベルに渡す手紙を書き始める。
島一番の長老ボヤジュ、そしてかつて三人でいつも歌っていた幼馴染――今は島を離れた漁師のノアと、染め織り職人のペマ。彼らの記憶を一つひとつ辿りながら、パトリオは少しずつ、あの夜へと近づいていく。
観客と共に、あの夜に何があったのかを思い出しながら物語を進めていく、新感覚の体験型ミュージカル。
愛してる。さようなら。